Oracle Database 11g Express Editionのインストール @CentOS 6.8
はじめに
Oracle Database 11g Express Edition は無償で使えるOracle Databaseです。 他のバージョンは有償なのでテストで使用したい場合は助かります。
今回はOracle DatabaseをCentOS 6.8にインストールして、 クライアント(Windows10)から接続テストを行うところまでをまとめました。
ダウンロードとインストール
下記URLにアクセスし、「ライセンスに同意する」を選択し、「Oracle Database Express Edition 11g Release 2 for Linux x64」をダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/database-technologies/express-edition/downloads/index.html
※サインインを求められるので、Oracleプロファイルを持ってない方はプロファイを作成しサインインしてください。
ダウンロードしたらVMware上のサーバーにSFTPで送り、unzipコマンドで解凍します。
# 開発用パッケージをインストール yum groupinstall "Development Tools" # bcが必要なので、インストールします。 yum –y install bc cd Disk1 rpm –ivh oracle-xe-11.2.0-1.0.x86_64.rpm
※SWAPが2GB未満で失敗した場合
``
swapが2GBないと失敗します。
失敗した場合は、swap領域を増やしてください。
参考URL:
https://www.nextrevo.jp/iij-gio/gio-p2%E3%81%AEcentos%E3%81%A7swap%E9%A0%98%E5%9F%9F%E3%82%92%E5%89%B2%E3%82%8A%E5%BD%93%E3%81%A6%E3%82%8B/
# mountコマンドで / のパーティションを確認 mount # swap領域1GB追加 fallocate -l 1G /swapfile.img chmod 600 /swapfile.img mkswap /swapfile.img # 起動時にswap領域有効化 vi /etc/fstab ------------------------------ # 一番下に以下を追加 /swapfile.img swap swap default ------------------------------
初期化
下記のコマンドを実行します。 基本的にはパスワード入力以外はEnterで問題無いです。
/etc/init.d/oracle-xe configure
設定
# 共有ライブラリを設定します。 vi /etc/ld.so.conf.d/oracle.conf # 以下を記載 ---------------------------------- /u01/app/oracle/product/11.2.0/xe/lib ---------------------------------- # 設定したファイルを反映 ldconfig # 設定ファイルが反映されたか確認 ldconfig –v /u01/app/oracle/product/11.2.0/xe/lib: が記載してあればOK # クライアントユーザーの環境設定 # su - oracle -bash-4.1$ cp /etc/skel/.bash_profile /u01/app/oracle/ -bash-4.1$ cp /etc/skel/.bashrc /u01/app/oracle/ -bash-4.1$ vi ~/.bashrc -------------------------------------------------- # 一番下に以下を追記 . /u01/app/oracle/product/11.2.0/xe/bin/oracle_env.sh --------------------------------------------------
# systemでの接続テスト sqlplusコマンドでOracleに接続テストします。 ユーザー名はsystem パスワードは初期化コマンド “/etc/init.d/oracle-xe configure” 実行時に入力したものです。
# 環境変数の設定 vi /etc/profile # 最終行に以下を追加 ===================================================== export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.2.0/xe export ORACLE_BASE=/u01/app/oracle ===================================================== # 即時反映 source /etc/profile # listener.oraの設定 cd $ORACLE_HOME vi network/admin/listener.ora =============================== # listener.ora Network Configuration File: SID_LIST_LISTENER = (SID_LIST = (SID_DESC = (GLOBAL_DBNAME = XE.cacti-PC) (SID_NAME = XE) (ORACLE_HOME = /u01/app/oracle/product/11.2.0/xe) ) ) LISTENER = (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST= (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = cacti-PC)(PORT = 1521)) ) ) =============================== # local_listenerの設定 sqlplusコマンドでOracleに接続します。 sudo su oracle cd $ORACLE_HOME bin/sqlplus /nolog SQL> conn / as sysdba SQL>show parameter local listener; local_listenerのVALUEの項目に何も表示されていなければ、 alter system set local_listener='(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=サーバーのホスト名)(PORT=1521))'; で入力。 # iptablesの設定 vi /etc/sysconfig/iptables # 以下を追記 =============================================================== -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 1521 -j ACCEPT ===============================================================
# リスナーの起動
クライアント側の設定
ダウンロードとインストール
下記のURLへ行き、バージョンに合わせてダウンロードします。
今回は、ローカルマシンがWindows 10 x64なので、”Instant Client for Microsoft Windows (x64)”を選択します。
http://www.oracle.com/technetwork/jp/topics/index-099943-ja.html
“こちら(USサイト)”をクリックします。
Accept License Agreementを選択し、
Instant Client Package – Basic
Instant Client Package – SQLPlus
Instant Client Package – ODBC
のパッケージをダウンロードします。
全て解凍すると同じフォルダの中に入ります。
例:Version 12.1 の場合 → instantclient_12_1
フォルダ名をわかりやすいように「oracle」に変えます。
これを好きな場所に置いてください。
今回は自分のUserフォルダ直下に置きました。(C:\Users\d-furukawa\oracle)
設定
システム環境変数のPathに先ほど設置したフォルダパス(C:\Users\<User名>\oracle)を登録します。
同様に
変数名TNS_ADMINを新規に追加し、同じフォルダパスに続けて、tnsnames.oraを値に入力して[OK]をクリックします。
※tnsnames.oraは後ほど作成します。
変数名NLS_LANGを新規に追加し、JAPANESE_JAPAN.JA16SJISTILDEを値に入力して[OK]をクリックします。
# hostsの設定
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
をエディタで開きます。
※私は、Visual Studio Codeで開いています。
下記の用に最後にサーバーのIPアドレスとホスト名を記述します。
# ODBCドライバのセットアップ
次にODBCドライバのセットアップを行います。
コマンドプロンプトを起動し、作ったoracleフォルダに移動します。
"odbc_install JA"と入力して、Enterで
"Oracle ODBC Driver is installed successfully"
と表示されれば完了です。
# tnsnames.oraの作成
Oracleデータベースに接続するための接続情報を記述したファイルが必要です。
以下のファイルを環境変数TNS_ADMINに設定したフォルダの中に設置します。
ファイル名:tnsnames.ora
1行目は任意の名前を入れます。
HOSTには、サーバーのIPアドレスまたはホスト名を記述します。
SERVICE_NAMEには、サーバのlistener.oraで書いたSID_NAMEの値と同じにします。
※これがあってないと接続できません。理解するのにかなり時間がかかりました。
※XEは初期で作られているSERVICEです。
コントロールパネル→管理ツール→ODBCデータソース(64ビット)を起動します。
※管理者権限で起動してください。
追加をクリックします。
Oracleのドライバーを選択して、[完了]をクリックします。
※人によって、名称が違うみたいです。
データソース名は自分で決めてください。
TNSサービス名は、tnsnames.oraの1行目で書いた値を設定します。
# 接続テスト sudo su oracle cd $ORACLE_HOME/bin sqlplus system/<パスワード>@XE SQL> create role developer identified by developer; SQL> create table emp 2 ( 3 emp_id char(3), 4 emp_name varchar2(10), 5 primary key(emp_id) 6 ) 7 ;
確認
以上
Raspberry Pi 3でUbuntu Mateをインストール
環境はWindowsで行いました。
Ubuntu MateをRaspberry Piの公式サイトからダウンロードして解凍しておきます。
microSDカードをパソコンにセットし、FAT32でフォーマットしておきます。
Win32DiskImagerをインストールします。
Win32DiskImagerを起動し、
Ubuntu MateのimgとmicroSDのドライブを指定し、「Write」を実行
あとは、取り外してRaspberry Piのスロットに差し込みます。
起動したらユーザー作って日本語選択して進めます。
MATE端末を起動しても管理者ではないので、何もできません。
システム→システム管理→ユーザーとグループ
からアカウントの種類を変更します。
これでCLI使えるー
アプリケーション→システムツール→MATE端末
sudo rpi-update
できたー